20世紀を代表する建築家で4大巨匠の一人、あのバルセロナチェアのデザイナーとして有名です。
1929年スペインで開催されたバルセロナ博覧会で建設されたドイツ館・バルセロナ・パヴィリオンは、鉄骨・ガラス・大理石で構成された作品で、リズミカルな空間演出はコルビュジェが推奨した「近代建築の5原則」の一つ【自由なファーサイド】にあてはまる設計方法でモダニズムの空間を実現したものとして有名な作品です。また、同館に国王夫妻を招くためにミースがデザインした椅子がバルセロナチェアで、モダンデザインの傑作として知られています。
また同時期にブルノのトゥーゲンハット夫妻が新居の設計をミースに依頼し1930年に完成しています。このトゥーゲンハット邸の為にデザインされた家具は多く、代表的なものにMR50(ブルノチェア)やトゥーゲンハットテーブル(バルセロナテーブル)が在ります。トゥーゲンハット邸や博覧会での作品評価がミースの建築家としての地位を確立し、ヴァルター・グロピウスの推薦で1930年からバウハウスの第3代目の校長を勤め、ナチスの圧力の高まりによってバウハウスが閉鎖されるまでの3年間をフォローして行く大変な役割だったと伝えられています。
1933年活動の場をアメリカに移し、建築家として専念したミースは、以後生涯200を越える建築作品の内の120以上もの作品をアメリカで手がけました。住宅では、「ファンズワース邸」が有名で、現代にも残るほどの名作として今でも残っています。ミースの鉄とガラスを使い、無駄を無くした美しい建築やインテリアは、インターナショナルスタイルの思想に貢献し、現在も色あせることなくテレビCMや雑誌の中で目にすることも多いインテリアは、私たちの身近で憧れのデザイナー作品ではないでしょうか。
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