ホフマンは、産業革命で急速に産業生産品が生まれ、インテリアの造形美が失われて行く事に警鐘を促すため、美の浸透をテーマに活動を始め「ウィーン分離派(セセッション)の創立メンバーの一人として後のバウハウスやディステイルといった20世紀のデザイン運動に大きな影響を与えた建築家です。
ウィーン分離派の活動は、ホフマンの建築作品や他のメンバーとあわせてインテリア・調度品・家具など良質な工芸品の発表からはじまりました。その後、美的な工業生産を目指し工芸的な曲線の多いスタイルから、直線を取り入れたモダンニズムの概念を加え、良質で簡素な形態を持ち多くの人たちに使ってもらえる製品の開発へと移行していきます。この直線的な形状は、工芸品として芸術性に富んで生産性に劣っていた頃の製品比べ、量産が可能になったと言えるでしょう。この考え方が後のル・コルビュジェのLC2のようなモダンデザインの先駆けになっています。
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